みなさんギターの演奏に手の大きさは関係ないと思っていますか?
よく手が小さい人が指が届かないことなどに不満を言うと
「手が小さくても楽器は演奏できる!それは言い訳だ!」
なんて説教されることがありますよね…
そして大人と同じ楽器を華麗に弾きこなす天才キッズなんかの動画を根拠に出されます
でも僕はそんなのは綺麗事だと思っています。
だってどうしたって物理的に手が大きかったり、指が長い方が届くフレットの範囲も広いですし、抑えられるコードの幅も拡いです。
ポールギルバートやアランホールズワースといったプレイヤーを見ると彼らのフレーズやボイシングは手が大きいからこそ生み出されるものだとよくわかります。
そして人が楽器に合わせるのではなく、楽器をもっと人に合わせても良いと思うのです。
実際スポーツの世界などの新記録は競技器具の進化に支えられている面もあると聞きます。
それに対して楽器業界は保守的と言うか、みんながみんな同じ形の楽器を使う必要はないと思うんですよね。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、今日はそんな実はギターのスケール長ってもっと自由で良いんじゃないか?と思い始めた筆者による実用に耐えうる手が小さいギタリストのためのミニギター特集です。
初心者の方にもおすすめですし、上級者が新たな可能性を探る意味で手を出すのもありと考えています!
Bacchus GS-mini, SST-Mini
バッカスのミニギターシリーズです。スケール長は570mmとショートスケールよりもさらに短いです。
高級ラインに比べると見劣りするかもしれないですがバッカス製なので一定の品質は保証されています。イケベ限定モデルなどバリエーションもあり、わりと店頭で見かけることも多いモデルなので一度試奏してみるのはいかがでしょう?
よりすっきりしたディンキーシェイプのGS-miniとスタンダードなストラトシェイプのSST-miniがあります
Bacchus バッカス GS-Mini ミニギター エレキギター ユニバースシリーズ ストラト タイプ 価格:21900円 |
Bacchus SST-Mini DLP (ダークレイクプラシッドブルー) エレキギター ミニサイズ ストラトタイプ バッカス 【島村楽器限定モデル】 価格:26900円 |
Ibanez Mikroシリーズ
Ibanezのミニギターシリーズです。RGモデルを基本としたものが発売されており、
私もポールギルバートモデルのミニ版であるPGMM31を所有しています。
スケールは564mm / 22.2インチスケール
トイギターとして売られているのでレギュラーラインのRGに比べるとチャチな印象拭いきれませんが、
シェイプはRGらしい速弾きしやすいネックで弾きやすく、ピックアップもパワーがあって十分実践的です。
テンション感が緩くなるためチューニングが甘いと感じる人もいるかもしれませんが、弾き方で十分対応できるレベルですし、何もしないでどんどんチューニングがズレていくような品物ではないです。
なによりポールギルバート氏自身がライブでこのモデルを演奏することもあります。
ただでさえ手が大きい彼が演奏するのでとんでもないことになっており、必見です
ESP系列のミニギター
ESP系列のメーカーは結構本格的なミニギターを出しています。
特に気になるのが大村孝佳氏がプロデュースするESPのSnapperをベースにしていると思われる以下のモデル。
グラスルーツラインで、ミニギターとしてはちょっとお高めですが品質は確かでしょう。
長さは577mmスケールです。
【大村孝佳プロデュースモデル】G-SN-62TO [グラスルーツ][エレキギター][メンテナンス無料] 価格:54560円 |
なんと同じ7弦モデルも用意されています。
僕の知る限り市販でそこそこ流通されている唯一の7弦ミニギターなのではないでしょうか。
未知の世界を体験したい人におすすめです!
終わりに
最近、楽器を人の身体に合わせるという考えにこだわっており、高品質なミニギターを色々と調べています。
私が速弾きよりのプレイが好きなために今回は取り上げませんでしたが近年はスクワイヤーやエピフォンなど有名メーカーからもミニギターが出ています。
実は密かにミニギターブームがきているのではないかと勝手に思っています。
アコギの世界ではエドシーランがリトルマーチンを流行らせたおかげで完全に市民権を得ている気もしますし。
今後も良いものを見つけたら更新するのでお楽しみに!
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